ドラムスクールで注意すべき落とし穴!ポイントとその特徴を徹底解説!

今、日本中のミュージックスクールで大人気の楽器であるドラムですが

その人気ゆえに、スクールの選び方を誤ると大きな損になるケースもあります。

そこでここではあまり評判の良くないドラムスクールの特徴を、9つのミュージックスクールでドラム講師をやってきた私から説明します。

レッスンのカリキュラムが固定されているドラムレッスンは注意

一見すると精度の高いカリキュラムがあれば、しっかりしたスクールだと思うかも知れません。

例えば、マクドナルドのような世界規模の大きなチェーン店で大勢の人に働いていただくような会社ですと、非常に精度の高い研修制度があるでしょう。

しかし、ドラムに関していえば一律のルールのコースでこうやればOKというものは存在せず、人によってどんなものが好きでどんな音楽を聞いてきて、その人が上達する上でどこでつまずくかは一人一人全然違うからです。

音楽の趣味は料理教室やトレーニングジムとは違い一人一人の音楽背景が全然違う

なぜ固定されたカリキュラムが良くないか、それは音楽の趣味が少しでも違うと最短ルートが変わってくるからです。

ロックが好きならこうする、ジャズが好きならこうする、なんていうざっくりしたものではカリキュラムは作れず、これはミュージックスクールの難しいところかも知れません。

音楽の趣味が完全一致する人に出会ったことはありますか?

例えば、好きな食べ物や映画が限りなく近い人と出会ったことはあるかも知れません。

しかし、音楽の趣味がピッタリ合う人はかなり確率が低くなります。

ひとえに「ロックが好き」と言っても、まずロックの中でも細分化すると種類は非常に多く、それらの何を聞いてきて、その人がドラムを通してこれから何をやりたいか、その人の得意不得意を見極めねばならないのですが、それを一律のカリキュラムで同じようにみんな上手くなるというのは非常に雑で、ほとんど不可能です。

料理教室なら、一般的な人は概ね日本で食べられる料理は大概知っており、フライパンや包丁などの道具も何に使うかぐらいは基本誰でも知っています。

これが例えば1人は無人島で育った人、1人はアメリカの大金持ちに育った人、1人は日本で育った人なら一人一人の食文化が違いすぎて話になりません。

音楽ではこういう現象が当たり前で、一人一人の音楽の常識は違いすぎて、一律のカリキュラムというのはほとんど不可能です。

一人一人に違ったレッスンカリキュラムなんていう手間のかかることは可能なのか?

誰でも一律で同じカリキュラムは良くないと言った手前、では一人一人に適したレッスンを都度組んでいくことなど可能なのか

答えは可能です

個人でレッスンを運営している人であればこんなことは当たり前にやっており

一人一人しっかり記録していれば問題がなく、次にやることもレッスン中に課題は見えてきます。

むしろ、テンプレートのように誰でも同じカリキュラムでレッスンをやるというのは非常に不躾なレッスンでしょう。

電子ドラムを使ってレッスンをしているスクール

電子ドラムと呼ばれる、パッドにセンサーを仕込んでいる仕組みの練習ドラムが存在するのですが、

電子ドラムはプロの中でも賛否両論あり、プロドラマーでも電子ドラムを練習用という意味では推奨する人もいれば「あれで練習したらむしろ下手になる」とまで言う人もいるぐらい全面否定派のプロドラマーもいます。

個人的にはどっちの意見もわかりますが、ひとつ確実な事実としては生ドラムの方が絶対に良いということです。

ギターにはアコースティックギターに対しエレキギターがあったり、ピアノとキーボードやオルガンなど、同じ奏法の電子版というものは色々ありますがこれらは、音楽によって使い分けるものであり、用途の違いはあれど優劣はありません。

しかし、電子ドラムは残念ながら音楽的に電子ドラムが生ドラムに勝ることは無く、ギターとエレキギターやピアノとキーボードのような関係とは全く別の関係です。

したがって、どうせお金を払って通うなら電子ドラムを使ったレッスンは避けた方が良いでしょう。

ただ、わざわざ自分から「ウチは電子ドラムを使ってます」とアピールするスクールはありません。

一見、生ドラムを使ってそうなスクールでも蓋を開けると電子ドラムを使っているなんてこともなるので、ここはしっかりチェックしましょう。

ドラムの機材の品質が低い

ドラムの機材の良し悪しは毒キノコよりも見分けるのが難しく、見た目だけでは余程ドラムに詳しい人でないとわかりません。

一見すると凄く汚れていて、シンバルが割れているなどの物理的な破損があったとしても音自体は良質な場合もあります。

逆にぱっと見は綺麗でも音は悪い安物の場合もあります。

そうなってくるとドラムの良し悪しを見た目で判断するのは素人的にはほぼ不可能ですが、ひとつだけ判断しやすいのは「音」です。

体験レッスンを複数回行くと当然複数のドラムの音を聞くことになりますが、そこで音楽を聞いたときに流れてくるドラムの音に近いかどうか

かっこいいかどうか、これは主観での判断になりますがここで明らかに変なドラムの音がした場合は要注意で、そういう時は講師に聞いてみましょう。

そこでその音がどういう音でなぜその音が鳴るのかを説明できなければ講師のレベルも怪しいので、講師のレベルも押し計れます。

理由もなく高すぎるドラムスクール(例外あり)または安すぎる

一般的にドラムスクールの時間単価は1時間5000〜6000円ですが、それ以上する場合はそれ相応の理由が必要になります。

これは全て込みの値段で、例えば1時間受講料5000円でも、スタジオ代等の料金が

レッスン受講料以外にもかかってきて合計6000円を超えたとしたらそれは高いと思ってもらって良いです。

ただしこれは一般的な料金の話です。

よって、特に深い理由もなく普通のドラムスクールで7000円や8000円やそれ以上するとしたら、高いのであまりお勧めはできません。

通常よりも値段がかかるドラムスクールは以下のようなパターンです。

割高のドラムスクールの特徴例

・イベントをよく実施している

・大物ミュージシャンがレッスンしている

・アンサンブル形式のレッスンを実施している

イベントをよく実施している

ミュージックスクールには発表会などのイベントを実施しているスクールも多くあります。

しかし、ドラムに関しては音も大きくイベントを実施する会場も規模が大きくなりドラムも参加できるイベントとなると必然的にレッスン料も上がるでしょう。

なお、私はドラムの発表会のようなイベントには参加したことはありませんが、もしバンド形式のような発表会があったとしたらそれは非常に価値の高いイベントですので、是非参加を推奨します。

大物ミュージシャンがレッスンしている

プロドラマーの中でも、誰もが知っている有名なミュージシャンをサポートしていたり、東京ドームのようなところで良く演奏してる一流の中の一流のようなミュージシャンも普通にレッスンを実施していたりします。

こういったかなり有名なプロドラマーであったりすると価格は上がって当然です

アンサンブル形式のレッスンを実施している

一般的にはあまり無いレッスンですが、一部では単に楽器のレッスンだけでなく、より実践的なバンド形式でサポートメンバーに入ってもらって

バンドとしてのレッスンを実施するような形式のレッスンもあります。

この場合、そもそもこの形式自体が珍しいので相場価格を算出することができませんが、

講師以外のサポートメンバーに入っていただくことになるので、その分費用はかかるでしょう。

安すぎるドラムスクール

ごく稀に地方のスクールや、趣味でやっている人で1時間2000円など異常な安さで提供するスクールもあります。

これは珍しいので、一概にはどういう理由かわかりませんが、上手い人や教えるのが上手い人などで趣味や慈善事業的にやっているドラムスクールも実在するのでその場合はフル活用して良いと思います。はっきり言って得です。

しかし、自己満足でレッスンを低価格で実施する人もいるので異常な安さでレッスンを実施しているのは少し危険です。

安くても時間やお金の無駄であったりする可能性は高くなるでしょう。

それだったら良いドラムスクールに月一など少なめに通って残りを個人練習に充てたほうが絶対に良いでしょう。

まとめ

ここまでで説明させていただいた内容を避けていただき、上記のような条件にひっかからないスクールは普通にあります、

多くの人は「最寄駅名+ドラムスクール」などのキーワードで検索し、上記のような内容に当てはまるかどうかは運なので、

こちらの内容を読んだ上でドラムをこれから習いたいと思う人、あるいは既に習っている人はこれらのことに中止してみましょう。

 

 

 

 

 

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