ドラムに向いていないと自分で決めてはいけない!本当に向いていない人はこんな人

楽器の中で、日本でも世界でも老若男女に大人気の楽器であるドラムですが、

難しそうという印象も強く「ドラムをやりたいが自分は向いていない」と先にマインドブロックしてしまっている人も多いようです。

私はドラム講師をやり数百人の人を教えてきましたが、あえて綺麗事無しでシビアな意見を申し上げると

ドラムに向いていないなと思った人は少なからずいます。

あくまで私の意見ですが、自分はドラムに向いていないと思った人は参考にしてもらえればと思います。

絶対的に「ドラムに向いていない」と思った人の特徴

ドラムに向いていない人と聞くとおそらく多くの人が「リズム感が無い」「両手両足が同時に動かせない」などの要素を想像するのでは無いでしょうか?

しかし私が今までの経験で「この人はドラムはキツイかも…」と思った人はどんな人か、それは

音楽が好きじゃない人です。

当たり前のことをと思った人もいるかも知れません、ことドラムに関していえば

ドラムを叩いてみたいが音楽自体は全然聞かない人は意外におられ、ヴォーカルを習いたいと思って音楽が嫌いな人は居ないでしょうが、ドラムに関しては稀におられます。

これはドラムの見た目や動き的にドラムを音楽ではなく、スポーツなどのように身体を動かすものと解釈している方におられます。

ただ実際はドラムは意外にも身体の動きは激しくなく、老人でも幼児でも体力的には可能です。

逆に音楽的な感性は非常に重要なので、そもそも音楽に興味がない人でドラムが上手い人を私は見たことがありません。

音楽が好きじゃないのにドラムをなる人の特徴

・運動だと思い、ジムに通う感覚で習い始める

・仕事のストレス発散になると思いドラムを叩く

色々な音楽を聴く習慣がないとドラムは不可能

そもそもドラムという楽器はジャンルにもよりますが非常に自由度が高く、逆に言うと感性やそのドラマーのレパートリーが非常に重要となってきます。

クラシック音楽がパティシエだとすれば、ドラムは創作料理や高級居酒屋

この例えを聞いて「どう言うこと?」って思いの方がおられるかも知れませんが

クラシック音楽は原曲のクオリティを完成度を高め、指揮者がおり、時間芸術と言われる芸術作品を提供する音楽です。

パティシエも同じで、レシピ通り忠実に作り途中でアレンジなどは基本はご法度です。

一方でドラムを使用するロックやジャズなどのいわゆるポピュラーミュージックと呼ばれる音楽は、原曲をリスペクトしつつも完全な再現をする必要はありません、再現しても良いですが別アレンジをしても良く、自由度が非常に高い音楽です。

つまり、原曲に対して「アコースティックVer.」や「ジャズアレンジVer.」などという別の雰囲気にしたりすることがしばしばあり、コンサートなどに行った方は好きなバンドの原曲がコンサートやライブで聴くとより激しくアップテンポに聞こえた経験はありませんか?

これは生で聴きに行ったからならではの迫力以外にも物理的に演奏自体を適宜変えてます。

創作料理や腕の良い料理人なら、お客さんの要望に合わせてメニュー以外のものでも作る料理人はいますが、まさにその状況に近く

その人の経験値とレパートリーの多さによって、実現する臨機応変さが重要な職業です。

ドラマーもこれに近く、臨機応変に対応できるかどうかの経験値などの問題がありますが、それ以前に様々な音楽をインプット出来ない人はドラマーとしてはほとんど無理と言っても過言ではありません。

音楽が好きな人は基本的にドラムに向いています(断言)

上記に音楽が好きじゃ無い人はドラムに向いていないと書きましたが

逆にいえば、音楽が好きな人は基本的にドラムはできます。

あくまで数百人の経験なので全ての人というデータはありませんが、

音楽が好きな人でドラムに全然向いていない人は私は見たことがありません。

もちろん音楽が好きであれば全員プロになれる素質があると言う意味ではなく、普通にドラムができるレベルの話です。

これは商売文句でも、綺麗事でもなんでもなく基本的に音楽が好きであるかどうかがひとつの指針となります。

どのくらいの音楽好きである必要があるか

ドラムを始めるにはある程度音楽が好きである必要がありますが、どの程度音楽好きである必要があるかと言う点ですと

普通によく音楽を聞くと言うレベルで良いと思います。

特定のバンドの熱狂的ファンである必要は絶対ありませんし、フェス等に頻繁に行く必要もありません。

普通に好きなバンドや音楽をYouTubeで良く聞くと言う感覚で大丈夫です。

なぜそう断言できるかというと、私自身がそうだからです。

私はドラムで収入を得ていますが、熱狂的に好きなバンドはありませんし、フェスに行ったこともありません。

ただし色んな音楽を良く聞き「この楽器はなんだろう」など音楽

「リズム感が無い」と自己診断してませんか?

「ドラムはカッコいいしやってみたいけど、自分はリズム感がないから…」と自分でリズム感が無いと決めつけてしまう人が結構おられます。

気持ちはわからなくなくもないですが、私がドラムを数百人担当させていただき「この人はリズム感が無いな」と思ったことはほとんど無く、

リズム感が無いと最初から思い込んでいる人は以下のようなパターンが多く見られました。

リズム感が無いと思っている人のケース

・大人しい性格

・リズム系のゲームが苦手だった

・運動神経が悪い方

大人しい性格はドラムに向いていないか

結論Noです、ドラムの上手い人はなんとなく体育会系で元気なイメージがある人も多いですが、プロドラマーは結構シャイで大人しい人が多いです。

世界で活躍するドラマーを見ていてもやはり同じです。

リズム系のゲームが苦手ならドラムは向いていないのか

これもNoです、ドラムを模倣としたゲームが上手くなかったらそう思っても仕方がないでしょう。

しかしこう言われたらどうでしょう。

F1レーサーはマリオカートが上手いですか?

こう聞かれたら「本物のレースとレースゲームは関係ない」

となるでしょう。

リズム系のゲームと音楽はこれぐらいの感覚です。

運動神経が悪いとドラムは向いていないのか

これは全く関係がないとまでは言えませんが、運動神経が良いとリズム感や身体能力的にドラムに有利な可能性は高いですが

運動神経が悪い=ドラムに向いていないではないと思います。

ダンスなども同じことが言えると思いますが、女性アイドルで運動神経が非常に悪く、バラエティ番組でネタにされていたりすることもありますが

そのアイドルが本業の歌やダンスの時に著しく能力が低いことは無いと思います。

逆に運動神経がとても良いのにも関わらず、ドラムやダンスなどリズムを必要とするものに関しては非常に弱い人もおられるのも事実です。

結論あまり気にしなくていいと言うことになります。

両手両足がバラバラに動かせる気がしないと思っている人へ

ドラムが難しいと思われる大きな要素として、両手両足がバラバラに動かせる気がしないと言う方がいます。

当然それはドラムの難しい要因としてあるのですが、これは練習すれば大丈夫です。

当たり前の話をしているのですが、練習すれば誰でもできると言うのは非常に安心なことで

ほぼ全ての赤ちゃんがいずれ2足歩行で歩けるようになるのと同じです。

逆に一定レベル上手くなれば、自由に手足が別に動くのかというとそうなこともなく

新しいリズムなどに挑戦する時は初心者の頃と同じで、手足のコンビネーションの新しい練習をしないといけないので

どれほど上手くなったとしてもこの課題はずっと残ります。

〜まとめ〜ドラムをやりたければ躊躇なくトライしてみましょう。

今回の内容はドラムに向いていない人の特徴でしたが、はっきり言って完全に向いていない人はほとんどいないです。

音楽を良く聞き、

ドラムがカッコ良くてやってみたいと思った人は、その時点で常人よりもドラムに向いていると自覚してもらって良いので、余計なことは考えずドラムにトライしてみましょう。

 

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