ドラムをはじめるのに年齢制限はあるのか?40代や

ドラムをこれから始めようと思っている方で、年齢制限を気にしている方もいるのではないでしょうか?

もちろん若ければ若いほど良いに決まっていますが、それは何をやるにしても同じです。

結論からいうと気にしなくて良いというところになってくるのですが、今までの私の経験や世の中の具体例を出しながらお話しできればと思います。

プロになる人は幼少期からやっているのか→そうでもないです

スポーツ選手などの場合は、誰もが知っているトッププロの選手だとほぼほぼ幼少期や小学生の頃からやっていることがほとんどで

18歳から初めて世界のトッププロになるというのはあまり例は無いでしょう。

しかし、ドラムに関して言えば世界に名を轟かせる神保彰さんは18歳からはじめたそうで、村上ポンタ秀一さんも20歳からだったはずです。

このように日本を代表するようなドラマーでも幼少期どころか、かなり大人になって初めてもプロになる人もいるのでスポーツ選手ほどに若い頃からやる必要性はないでしょう。

社会人をやってからプロになる人もいます。

実際に音楽で生計を立てている(いわゆるプロ)人も輝かしい経歴からのエリート街道ではなく、一般の会社に就職した後にプロとして会社を退社する人も多くいます。

プロで音楽一本でやっていることが本当に良いかどうかは別の話になりますが、少なくともプロのミュージシャンが全員その業界一本というわけではなく、社会人経験など他の職業を経て音楽一本でやる人、またその逆のパターンもあり、意外にそのハードルは低いものです。

34歳から初心者でドラムをはじめて、数百人の観客の前で演奏した人

私のドラムの生徒様で34歳からドラムをはじめた方の例ですが、音楽は好きですが楽器を始めるきっかけが無く社会人になってそのままという、こういうパターンの方は結構多いと思いますが、まさにこの方はそのパターンで好きな音楽のコンサートなどによく足を運び憧れもあったようですが、ある程度仕事が落ち着いて趣味としてはじめたというパターンの方です。

彼の場合は34歳の時点のポテンシャルは以下のような状態です。

34歳時点のポテンシャル

・音楽経験、知識ゼロ(簡単な譜面も読めない)

・ドラム、スティックに触れたことも無し

・音楽をやっている知り合いゼロ

この音楽において完全なるゼロ状態の彼ですが、習い出して3年後の36歳の時に数百人の観客の前で演奏することになりました。

私からは技術にまつわることしか教えておらず、自ら運やチャンスを掴みとったというパターンです。

私は残念ながら見に行けておりませんが、大盛況だったようです。

バンドに所属したりステージで披露する機会については、彼の場合は会社員以外にあるコミュニティに所属しているらしく(怪しい団体ではありませんw)

その決起会のようなイベントでなんとホテルオークラの会場で数百人の前でやったようです。

人生何があるかわからず、特に今の時代は職場と家族以外にも様々なコミュニティが存在するのでアクティブに活動するのは良いでしょう。

ともかく、34歳から完全なゼロからのスタートでも数年で数百人の前で披露し好評を得るというのは現実的に可能という事例でした。

68歳からはじめた人もライブでドラムを披露!

「何歳からでも遅くない」というようなフレーズをよく聞きますが、定年退職後は身体的など色々な面で厳しくないかとも思いますよね。

正直なところ身体がうまく動かないとなると流石に厳しいでしょう、しかし少なくとも68歳からはじめた人が70代の頃にライブをやっていた例は見ております。

その人は私の生徒さんではなかったのですが、68歳から初めて3年ほど経った時に普通にライブをやっていました。

「おじいちゃんなのにすごい」とかではなく普通にライブをやっていたので、あの時のお客さんで68歳からはじめたとは誰も想像だにしていないでしょう。

小籔千豊は30代後半からドラムをはじめたが、今は相当上手い

芸人の小籔千豊さんがドラムをやっているというのは、比較的有名な話です、どの程度上手いかというのは別途説明させていただくとして

一言で言うとプロレベルとは言わずとも一般的に相当上手いといったところです。

ジェニーハイというバンドでドラムを担当していることも有名ですが、そもそもレコーディングでドラムの音をしっかり録音するにはドラマーの技術も非常に高くある必要があります。

今の時代、ある程度下手でも後からソフト上で補正ができるものですが、それにも限界があります。

つまりひとつの目安として曲を出して販売している音源にドラムとして参加している時点で普通ではなく、上手いと思ってもらえれば良いと思います。

好きこそものの上手なれの具現化をした

彼もおそらくドラムをはじめるまでは、音楽としてのキャリアはほぼゼロだと思いますが自身でプロデュースした音楽イベントの“コヤブソニック”という自身の名前とサマーソニックを掛け合わせたパロディイベントを行なったり、ジェニーハイというバンドでドラムを担当したりと、これらは有名人である特権を活用しているのも当然あるでしょうけど、本人が音楽が好きであることは大きな要因です。

年齢的には大人になってもドラムの上達には何ら問題はないですが、前提条件として音楽が好きというのはマスト条件です。

当たり前のことを言っているようですが「たまたま知り合いとバンドをすることになりドラムを担当した」など当人そのものは音楽が好きではないというパターンであるならば、例えかなりの練習をしようとも限界値は非常に低くなるでしょう。

中学3年生のドラムの進路相談「高校は音楽 or スポーツどちらを取るべきか」

スポーツの強豪校を勧めた理由

私のドラムの生徒で小学6年の時から習いはじめ、その子が中学3年の時に「高校は音楽 or スポーツどちらを取るべきか」という相談をいただきました。彼は音楽が非常に好きな一方でスポーツも非常に優秀で勉強もできるというハイスペックな子でした。

こういった優秀な子からのアドバイスを求められるのは講師として誇らしい限りです。

内容の詳細は2つの高校を視野に入れており

「やっているスポーツの強豪校」or「軽音楽部が盛んな高校」ということで、基本的にはスポーツを取る予定だがその間に高校時代を音楽を疎かにするのは勿体無くはないかという葛藤です。

結論としては、これはあくまで私の意見ですがスポーツの強豪校一択で薦めしました、これは先述の30代や60代からはじめて飛躍的に上達するであったり、神保彰や村上ポンタ秀一が、高校の年齢より後からドラムをはじめたことを知っているので、高校で音楽に深く携わっていなくとも彼の長い人生で考えれば微々たることだと考えたからです。

学生の軽音楽部はまだまだ整っていないのでほとんど賭け

「スポーツの強豪校」or「軽音楽部が盛んな高校」でスポーツを勧めたもうひとつの理由としては、日本の中学や高校の軽音楽部がまだまだ整っていないという要因もありました。

スポーツ部はおおかた必要な人数と設備があれば、余程適当な顧問や学校でない限りは普通に活動しているでしょう。これは有名なスポーツなら全国的に数十年とあるものなので、練習や試合などのフォーマットや運営組織などそのノウハウが確立されており、例え新たにできた高校だったとしてもそのフォーマットに乗れば基本は大丈夫でしょう。

しかし、軽音楽部というのはせいぜいここ20年ぐらいで少しづつ拡大しているものの、全国的には有名スポーツよりも遥かにノウハウは浸透しておらず、学校側もどうして良いかわからないというケースが少なくありません。

東京都内の中学・高校は非常に軽音楽部が多いですがしっかりと活動できている学校は少なく「軽音楽部が盛んだと聞いて入部したけどほとんど同好会やサークル状態でバンドをすることもなく、披露する機会など皆無」という話も度々耳にします。

つまり、どんなに軽音楽部が盛んで入部したとしても、その子が音楽としてプラスになれるかどうかはほとんど運
ということです。

一方でスポーツ部の強豪校に入学して、その部活で実力があるにもかかわらず運悪くレギュラーになれないなんてことは基本的には無いでしょう。

 

〜まとめ〜 音楽をはじめるのに年齢制限はありません

これは営業でも商売文句でもなく、今までの実体験を通した事実なのですが、音楽をはじめるのに年齢制限は無く、中年層の年齢やそれ以上になった時点で楽器の経験も音楽の知識も完全にゼロだったとしても、普通にライブなど音楽活動をしている人はザラにいます。

流石に40代からはじめてプロになるというような例は知りませんが、少なくともライブ活動等は全く問題ありません。

特にドラムに関して言えば音感や譜面を読む技術は不要です(当然あったほうが良いが)

ただし前提条件として、音楽が好きであるというのはマスト条件ではありますが、マニアックな知識やとんでもない投資などの必要はありません。

普通に音楽をよく聞き楽器をはじめたいが年齢がネックと考えている人はそのマインドブロックを取っ払って挑戦してみてはいかがでしょうか?

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