ドラム講師にはどうやったらなれるのか、テスト内容や応募先やなどの流れを解説!

現在、日本全国でドラム教室の生徒数は右肩上がりで、意外にもドラムを習う人は増えている傾向にあります。

この人気急上昇中のドラム教室では当然ドラム講師の需要も増えているわけですので、ドラムの講師を目指しているかたもおられるかもしれません。

今回はドラム講師になる為の試験や面接内容を東京で9か所の音楽学校でドラム講師をさせていただいている、私の体験をもとに紹介したいと思います。

講師業はめちゃくちゃ難しい!上手いだけではなれない!他のスキルも必要

楽器が上手いと講師(インストラクター)になれると思っている人も多いと思います。

あるいは楽器を上達する上で「講師試験を目指す」というような一つの検定のような感覚で講師を目指す人もいます。

しかし、それは大間違いで楽器が上手いだけでは講師になるための一つの要因をクリアしただけです。

実際は「楽器の技術」に加え「教える上手さ」「営業」「人間性」なども必要になってきます。

「教える上手さ」とその人の技術は違う

様々な業種で同じことが言えますが、その人自身の技術と、その技術を教える技術は全く別物です。

仕事がめちゃくちゃできる営業マンでもそれを後輩に教える技術は無く「なぜ出来ない」と理詰めしたり怒ったりで、後輩を成長させることができない人も多いでしょう。

逆に技術はそこまで高く無くともそれを伝える能力は高い人もいます。

これは伝える力という別軸の話なので、楽器の講師には本人の技術もさることながら、それを伝える技術も必要になるわけです。

「営業力」とは?

これを考えていない人が多いのですが、そもそもミュージックスクールは商売であり、ビジネスなわけです。

スクールという名目ではあるもののぶっちゃけ客商売なのです。

そのため生徒さんが入会して長続きすればするほどミュージックスクールとしては良いわけですが。

そもそも入会しなければ商売にならないわけです。

講師にはノルマがあるわけではありませんが、基本的には体験レッスンの際には最大限「続けたい!」と思っていただくレッスンをする必要があり、体験レッスンであり半分はサービス業です、その後に入会案内をすることも多く、この一連の流れは体験レッスンという名の「入会の営業」ということになります。

入会後も、出来るだけ長く続けていただく方がスクール側は売上になるので、本当に客商売です。

これは楽器のテクニックとは全く別のスキルであり、非常に大事なスキルです。

この営業が出来そうに無い人はこの時点で講師になることは諦めた方がいいでしょう、絶対に後悔しますし、スクールと生徒にも迷惑がかかります。

「人間性」も大事!

生徒は体験レッスン後に入会するかしないかを決断するわけですが、その講師によるレッスンが魅力的かどうかが大半の要因で「安いから」などの理由ではほとんど入会しません、逆に多少高くても講師が魅力的なレッスンを実施すると入会するでしょう。

そうなると生徒側は「この人のレッスンを受けたい」と思っていただく必要があります。

今の時代はネットの口コミなどで講師の評価は露呈します。

横柄な態度や、すぐに怒ったり、不義理を働く行為は入会率が悪く、仕事にならず、仕事になったとしてもすぐに除名されるでしょう。

実技テストはほとんどのところでは「無し」

ドラム講師の試験でいわゆる「実技テスト」のような内容が気になる方が多いのではないでしょうか?

しかし私の所属している9箇所のミュージックスクールでは実技テストはありませんでしたが、ヤマハの音楽教室の講師試験では高度な実技テストがあるということで有名ですが、少なくとも多くのミュージックスクールでは実技テストは行われていないのは確かです。

では実技テストなしでどうやって技術を測るかという点ですが、

書類審査の時点で演奏動画や音源の提出を求められることが多く、その媒体はYOUTUBEなどにアップしたURLでもCDでも媒体は問わず、どんな演奏ができるかが伝わればOKということが多い傾向にありました。

アマチュアなら技術が有るか無いかわからないかもしれませんが、応募先の採用担当者はそのスクールを運営している社長というパターンが多く、なおかつ社長はプロミュージシャンであることがほとんどですので、楽器パートが違えどある程度技術を見定める能力は長けており、この方法ならある意味では実技テストを実施するよりも正確に応募者のレベルを測ることができるかもしれません。

 

ドラム講師なる為の試験内容や適性検査、また面接の内容を公開

ではどんな試験をするのか?

筆記テストを実施したスクールは多い傾向にあります。

スクールによっては音楽記号などの筆記テストもスクールもあり、なかにはドラムにはほとんど関係ない、コードやスケールなどの音楽理論の筆記テストがあるところもあります。

私の場合音楽理論にあまり詳しくなく、筆記テストの点数はわかりませんがコードやスケールの問題では散々な結果になっていたと思います。

しかし、リピートマークやコーダやクレッシェンドなどドラムにも直接かかわってくる音楽記号の知識はあると自覚してますので、音楽記号の筆記テストの問題は大丈夫だったと思います。

結果的に筆記テストを実施するミュージックスクールでも合格できましたので、このことからドラム科に関しては筆記テストはあまり重要ではないと思います。

経験値はある程度必要です、ドラム講師の経験があるとプラスになる

これは中途採用と同じで、音大や音楽専門学校を卒業してようがあまりそこはプラスにならず、

今までにミュージックスクールで講師をやっていた経験があるとかなりプラスになります、中には経験必須のところも多いです。

ほとんどのスクールが講師になる為には、講師経験が必須!実は難易度が高い!

多くのところが講師になるために、すでに講師経験があることが条件であるところが多く、実際初めての人だと非常に難しく、せっかく申し込んでくれた生徒さんに不快な思いや損をさせてしまうことがあるのは事実何度も聞いています。

講師経験がない人はどうするのか?

講師経験が無い人はどうするのか、誰でも最初は未経験なわけですからどこかしらで経験値を積む必要があります。

この場合、少ないですが「講師未経験も可」と記載されているところもあります、多くは大手楽器店の経営しているミュージックスクールや全国展開しているミュージックスクールに見られると思いますが、この「講師未経験も可」のところからまずは経験を積むということになります。

ただし「講師未経験も可」のところは私の経験上、報酬が低めである可能性が高いと思います。

ドラム講師の募集媒体は、主に求人サイトがメインです。

ドラム講師は生徒の需要に対し人手不足というわけではありませんが、やはり安定した仕事ではないので講師業を辞めたり、一人の講師に対しての生徒数の限界を超え、講師の人手が足りない状況も非常に多く、また基本的に業務委託なので、ミュージックスクール側は講師が少ないと困りますが、正社員のように一定の給料を払うわけでなく、レッスンを実施しなければ報酬を払う必要がないので、講師の登録が多くて損することはありません。

その為、タイミングや場所にもよりますが基本的には常に募集しているような状況にあると思います。

indeedやengageで「ドラム講師」と調べてみると結構できます。

そもそも、ドラムの講師はどこで募集しているのかというところですが、基本的にはインターネットでの募集になります。

※もちろん代表が直接知っている人しか雇わないというこだわりのあるミュージックスクールもあります。

楽器店のドラム教室や、その他の専用のスタジオでのドラム教室での募集もありますが、紹介のコネクションもありますが

大半はindeedやengageで「ドラム講師 求人」「ドラム講師 募集」で調べると、どの時期でもいくつかはヒットします。

意外にも大きな規模のミュージックスクールで募集をしていたりすることがあります。

仮にあまり良い募集がなかったとしても時期やタイミングで大きく左右されますので、もしなかったとしても数か月おいて再び検索してみると、募集があることもあります。

※ただし、地方のエリアなどでは当然首都圏に比べて求人が少ないため、数は少なくなります。

 

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