貴方がもし今からドラムをやりたくてレッスンに通いたいと思っているならば、まずは体験レッスンを申し込みをすることから始まります。 体験レッスンは基本的には安い or 無料 で受講できるものですが、その後には必ず入会案内があると思います。
ここで大事なのは1回で決めずに
出来るだけ複数の体験レッスンを受けるということです。
複数の体験レッスンを受けるということに罪悪感など皆無です。
これは物件と同じで内見に行って1発で決めるというのは英断とはいえません。
ドラムレッスンも同じ原理で複数を体験しましょう。
ドラムスクールを選ぶ上で一番大事なのは講師との相性!
ドラムレッスンは講師やスクールによって驚くほど違う
私はこの世の全ての習い事を知っている訳ではないのですが、ドラムレッスンは習い事の中でもおそらくトップクラスで講師やスクールによって違うというのは断言できます。
そんな中で、どういう基準で選べばいいか…
それは人によって違うので、是非ここは複数体験していただくことをお勧めします。
ドラムスクールを選ぶ上では様々な判断の要素がありますが例えば値段、場所、カリキュラム、その他のサービス、しかし
一番大事なのはそのドラム講師が自分にしっくりくるかどうかでしょう。
もしドラムレッスンを受ける上で大事な要素ランキングが100位まであったとしたら1〜90位ぐらいまで「講師との相性」が独占するぐらい、この要素が大事になってきます。
これは講師が本当にドラム上手いかどうかではなく、貴方との相性です。
自分の音楽の趣味が講師の“得意分野(ジャンル)”とマッチしているか?
まず大前提としてドラム講師がどんな曲でも網羅でき全てのテクニックを持っていると思っている方が非常に多いということに私も驚きましたが
実際は、残念ながら全然違います。
これは一般的なミュージックスクールのドラム講師が“じつはそんなに上手くない”という訳では無く、理由を紐解くと当然のことなのです。
例えば、料理教室の先生はスイーツ、和食、フレンチ、BBQ、エスニック、全て網羅しているかどうかと聞かれるとどうでしょう?おそらくそんな人はほとんどいないでしょう。
あるいは、スポーツのジムのトレーナーが全ての競技において精通しているかでいうと考えるまでもありません。
これと同様にほとんどのドラム講師も基礎的な技術はあるとはいえ、様々な音楽に精通しているかというと一般の人の方が音楽に詳しいことも全然ありますし、テクニックに偏りがあるのも当然です。
私は様々なプロドラマーに会ってきましたが、テクニックに関してはほぼ全て網羅している死角なしの無敵のプロドラマーなどプロの中でもほんの一握りです、これは音楽大学などの本格的な講師でも同じです。
よくあるミスマッチとして“自分はハードロックが好きだがこのドラム講師はジャズが得意”というようなことは普通にあります、ただしミュージックスクールの運営としては1人でも多くの人に入会してほしいので、わざわざこのようなことは言いません、これが例えばかなりの地方で、そこにしかドラムが習える環境がなければ仕方がないかもしれませんが、他にもミュージックスクールや同じスクールでも複数の講師がいるならば、色々試してみましょう。
これは物件選びや結婚相手を探すのと同じで、たった一回の体験レッスンで決めてしまうのは賭けです。
ドラムをやりたい理想像と講師の“属性”がマッチしているか?
何のこっちゃと思われるかもしれませんが、音楽の講師を押し測るベクトルとして
「上手さ=テクニック」「得意な音楽ジャンル」などが挙げられますが、他にも「音楽のどの業界に強いか」というのもあります。
具体的には「レコーディングミュージシャン」「ライブハウスの経験が豊富」「コンサートホールなど大きなホールの経験が豊富」「ジャズなどセッションが得意」などジャンルとは似て非なる業界の得意分野もあります。
これら様々な音楽業界の分野に精通するドラマーはいない訳ではありませんが、一般的なミュージックスクールとなるとほぼいないでしょう。
また、学生さんで軽音楽部に入っている子なら、その状況ならではの悩みもあるでしょう、その時に完璧なエリート育ちのドラム講師なら目線がずれるかもしれません、流石に「学生時代に軽音楽部だったドラム講師」みたいなピンポイントすぎる要望は難しいにしても、ある程度生徒さんの状況や悩みを想像できる自分がドラムが上達した先にいるようなドラム講師を探してみましょう。
ドラムはやりたいが、具体的なビジョンは無い場合の講師選び
上記に述べた通り、テクニックや専門分野以外にも音楽業界のどの分野に強いかという指針もあります。
しかし、そこまでのビジョンが無く「何となくドラムがやってみたい」という方もおられるでしょう。
この場合にどういう基準で講師を選べば良いかですが、ここは原点回帰で
「人間的に合うかどうか」で決めてしまって良いと思います。
その講師とイマイチしっくりこない、生理的無理、高圧的、など人による良い悪いが一律は無いと思いますが、相性の良し悪しはいくらでもあると思います。
これらの要素でその講師との相性で違和感を感じたとしたら「でもプロだから大丈夫だろう」と思わずに何度も色々なドラム体験レッスンを受けてみましょう。
ドラム講師で上手い下手はあるのか、また上手い講師=良い講師なのか?
まず大前提として、音楽の上手い下手のテクニックを測定するのはあまり良いことではなく、音楽に限らず芸術に関しては人の主観がほとんどなので上手さを測定する行為自体が非常に邪道なことというのは前置きはさせていただきます。
とはいえ、実際プロとされる人でも仕事が多い人とそうで無い人が存在するのも事実です。
ドラム講師になる上での試験というものはミュージックスクールによって様々あり、また先述のように得意分野によっても偏りもあります。
ただやはりプロとされる講師同士でもそのレベルというのは歴然の差があり、レベルで例えるならば、レベル1〜9がアマチュアとして、レベル10に達したらプロだとします。
しかし中にはレベル100や5000や10000のような異次元のようなプロもおり、これは過剰表現ではなくバケモノというのはよく言ったもので業界には本当に別世界の技術を有した人もいます。
この場合における異次元のレベルに達しているミュージシャンが講師の場合は料金が高く設定されていることもありますが、意外に普通のスクールにもとんでもない技術を有したミュージシャンが紛れていることもあります。
上手い=教えるのが上手いではない
これはよく聞く話かもしれませんが、講師が高い技術を持っていたとして、それが教えるのが上手いかどうかは全く別問題
です。
特に音楽は感性が多く関わってきますので、高度なテクニックや芸術的な感性は高くてもコミュニケーション能力は反比例していたり、中には社会的に良くないことをする人も一定層いるのも事実です。
むしろ、教える技術に関しては社会における営業の仕事などに必要とされる解りやすい説明など、相手の気持ちを察する能力の要素が非常に大事なので、ドラム講師は基本的に講師になる為の試験を突破しているので、あまり楽器のテクニックを気にするより、体験レッスンを通じて総合的に良かったかどうかで決めましょう。
〜まとめ〜ドラムレッスンは複数の体験レッスンを受け良い講師を選べ!
何度も繰り返しになりますが、ドラムレッスンは1回の体験レッスンで即決はオススメできません。
特に主要都市などの人の多く集まるエリアではミュージックスクールは星の数ほどあります、そこで1回目に偶然行った所が貴方にマッチする確率は低く、ここ妥協すると貴方の音楽生活を左右し、最悪の場合、音楽がむしろ嫌いなるケースもあります。
好きな音楽をより良く自分の人生に取り入れる為に、せっかくなら色々なところを受講してみましょう。
そのための体験レッスンです。
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