ミュージックスクールに通ったことがない方は、ミュージックスクールのイメージとしてジムや塾のように、ビルや楽器屋などの一部に「〇〇ミュージックスクール」「〇〇音楽教室」というような施設があり、その中に多数のスタジオに分けられていて講師に音楽を習うようなイメージではないでしょうか?
基本的には正解ですが、じつはそういったスタイルのミュージックスクール以外に「一切の施設を保有しないミュージックスクール」があり、マッチング型とも呼ばれるこのスクールは非常にオススメです。
このマッチング型のミュージックスクールに関して解説させていただければと思います。
スタジオを持たないスクール「マッチング型」とは
「マッチング」と聞くと恋活アプリのようなイメージになるかもしれませんが、全く別物です。
ミュージックスクールは通常、スクールのホームページで体験レッスンを申し込んで、体験レッスンを受けてから本入会するかどうかという流れになります。
ここまでは、ほとんどのスクールで同じなのですがスクールはスタジオを保有しておらず、
体験レッスンも本入会後のレッスンも一般の音楽スタジオを利用するというスタイルです。
この時点でイマイチどういうイメージがわからない方に説明すると、例えばボイトレを習いたくてヴォーカル科のレッスンを申し込むとします。
場所はどうするか、自分の家でもスクールでもなく、カラオケボックスを利用するようなイメージです。
音楽スタジオはどこにある?
「音楽スタジオ」なる楽器練習やバンド練習に必要なスタジオが一般向けにあるのですが、これはどこにあるか。
基本的には賑わっているような街にはほぼあります。
もちろん東京・大阪・名古屋・横浜・京都のような都市にはかなり多くありますが、札幌・金沢・神戸などそういった大きな街にはほぼありますので
Google mapで「街名 音楽スタジオ」で検索すると出てくるでしょう。
この時、「音楽スタジオ」ではなく「スタジオ」とだけ検索すると、ダンススタジオやフォトスタジオといったような音楽スタジオ以外のスタジオも検索に引っかかってきますので、必ず「音楽スタジオ」と検索し、目印はドラムやアンプが写真に出てきたらOKです。
また、ピアノだけならピアノだけしかないスタジオの可能性もありますので、ドラムが置いているとわかりやすいでしょう。
楽器屋と併設されているスタジオ
スタジオのみの運営をしているところとは別に、楽器屋と併設してスタジオを完備している楽器屋も多くあります。
例えば島村楽器などはスタジオを扱っていることが多いのですが、扱っていない店舗もあるので、系列店ではなく店舗ごとに変わってきます。
よってその店舗のホームページで確認したり、直接問い合わせると早いでしょう。
スタジオだけを運用している店と、楽器屋と併設しているスタジオの違い
この2パターンに大きな違いはありません、ただしスタジオだけの運営をしている店の方がもちろんスタジオ運営に特化しているので、設備の器材品質が良かったりすることもあったり、スタッフが非常に手慣れていたり、レンタルできる機材の種類が豊富だったりします。
楽器屋と併設されているところに関してのメリットですが、あくまで体感値ですが少し価格帯が安いイメージがあります。
レッスンの時間帯(スケジュール)が融通が効く
ミュージックスクールを受講する上で重要な要素として、スケジュールがつきやすいかどうかというものがあります。
他にどんな良いサービスが充実していたとしても、通いにくい時間帯だったら意味がありません。
ところがこのマッチング型のレッスンであれば、一般のスタジオを使用するため「講師」「生徒」「スタジオ」のスケジュールが合えばいつでも良いのです。
・スタジオはどこでも良い
・時間帯はスタジオが営業していれば深夜でも早朝でも関係ない
・スタジオはどこでも良い
「講師」と「生徒」の都合があれば場所はどこでも良いわけです、これがミュージックスクールとしての施設がある従来のタイプだと、ミュージックスクールのスタジオ一択になるわけなので、そもそも「講師」と「生徒」の都合が良くてもスタジオが空いていない可能性もあります。
マッチング型でも、スタジオが空いていない可能性はありますが、別のスタジオでも良いので、極端な話 非常に遠いスタジオになっても「講師」と「生徒」が良ければそれで良いのです、私自身普段は東京でレッスンをしていますが、生徒の1人が大阪に行っており偶然その時私も大阪にいたので、その日だけ大阪で実施したというケースもあります。
時間帯はスタジオが営業していれば深夜でも早朝でも関係ない
従来のミュージックスクールとしての施設があるタイプだと、当然そのミュージックスクールの営業時間の範囲でレッスンが実施されるわけですが、午前から夜の20時ぐらいまでの、普通のサラリーマンのような営業時間が無難でしょう。
社会人や大学生相手なら23時ぐらいまで営業している方がサービスは良いのでしょうが、なかなかそうはいきません。
しかし、マッチング型であればスタジオの営業さえしていれば時間帯はいつでも良いのです。
なかには24時間営業のスタジオもあるので極端な話、深夜や早朝の午前5時などでも良いわけです。
シンプルに安い!入会費・機材使用量などが無料が多い
通常、ミュージックスクールはレッスン料としての料金以外に入会費・機材使用量などの、レッスン料そのもの以外にも料金がかかることがベターです。
ところが、マッチング型のミュージックスクールというのは複数ありますが、その全てで入会費等の料金が発生するミュージックスクールは聞いたことがありません。
人件費がかからない
一つの要因として、マッチング型のミュージックスクールというのは施設を保有していないので、受付などの人がおらず、全てメール等のオンライン上でのやりとりとなります、よってスクール側としても人件費がかからず安くなるということになります。
施設を持っていないのでコスト削減になっている
マッチング型のミュージックスクールはスタジオを保有していないことが、大きな特徴ですので、その分スタジオ料金というのは都度かかってきますが、実は都度かかることはスタジオを常に保有し続けるより圧倒的に安いのです。
それゆえに、生徒様からの料金というのはかなり安くなる使用になっています。
講師の平均レベルが高い!
一般の人は音楽の講師となれば誰でも一通りの技術が備わっていると思う方も多いでしょう。
でも実際はそんなことはなく、料理教室の先生のようなもので、寿司・ケーキ・フレンチ・バーベキューなど色んな国の色んな料理に精通している料理人などほとんどいないのと同様に、ミュージックスクールの講師も基本的には全てを網羅している講師など早々おらず、またレベルの高い低いもシビアな話けっこうな落差があるのも事実です。
マッチング型のスクールというのは、大手楽器店のミュージックスクールよりも講師の平均レベルは高い傾向にあります。
講師のテストの難易度が高い!
これは私の実体験ですが、私は大手の楽器屋のミュージックスクールとマッチング型は両方講師としてやってきましたが、マッチング型の面接やテストは大手の楽器屋のミュージックスクールとは比ではない難易度でした。
また楽器屋のミュージックスクールはその場所に行かないといけない為に、出勤時間などのシフトを多く聞かれたり、社訓に準じられるかといったような、ちょっとブラック企業感のある面接であったことも否めません。
いっぽうでマッチング型のミュージックスクールは完全に誰のフォローもなく、いきなり生徒様とマンツーマンで1回目から放り込まれるわけです。
それができるレベルであるかどうかを面接でシビアに見られ、技術のレベル・接客・カリキュラムを組めるかどうかというトータル的に優秀でなければならないので、平均的なレベルが保証できるのは事実でしょう。
機材などの備品が上質
一般のスタジオというのは、お客様ありきのサービス業であるため完備している機材は良いものが多いです。
また、非常に多くの多種多様な人が利用する施設ですので、メンテナンスの回数は多く実施しています。
中には低品質なもので運用していたり、どこでも最高品質のものがるかというと流石に厳しいですが、本当にボロボロで廃棄すべきものやメンテナンスが必要なものが置いていることはほとんどありません。
一方でミュージックスクールというのはその施設運用を全て生徒からのレッスン料等で賄っている訳ですので、一般のスタジオよりもメンテナンスが行き届かないということが多い傾向にあります。
もちろん、非常にこだわったスクールですと音楽スタジオ以上の機材を保有しているところも中にはあるかもしれませんが、平均的な傾向としては音楽スタジオの方が機材は安定している傾向にありますので、そういった意味でも、マッチング型のミュージックスクールはオススメです。
〜まとめ〜マッチング型のミュージックスクールは基本的にメリットばかりでオススメ!
このようにマッチング型のミュージックスクールは「スケジュールが組みやすい」「安い」「講師のレベルが高い」「機材が良い」などメリットが多く、非常にオススメです。
是非、これからミュージックスクールを検討される方はこのマッチング型を選んでみてはいかがでしょうか?
以下マッチング型のミュージックスクールの一例です。
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