コロナショック以降、世の中の商業は勝者と敗者で急速に2分化されました。
そんな中ミュージックスクールの産業はとても右肩上がりで、私も5年以上東京でミュージックスクールの講師をしていますが、コロナ後の新規会員の増え具合は過去最高です。
楽器の中でもドラムは非常に人気の楽器ですが、意外にも女性が多いというデータがあります。
ドラムスクールの生徒さんは女性が圧倒的に多い、その理由は謎…
一般的なイメージとして、ドラムは若い男性でイケイケ感のある人のイメージがある人もいるでしょう、正直私自身もそう思ってました。
ドラム講師をはじめて意外だった事実としてドラムを習う方で女性の方が半分以上だったということです。
後から知ったことですが、私が偶然そうだったというよりどうやら全国的にその傾向にあるそうです。
どういう女性が多いか
ドラムを習う方に女性が多いという事実を知ったわけですが、どういう女性が多いかというと、20~50代の一般企業に勤める普通の女性が多いイメージがあります。
要するに普通の人であり「バンドをやっている」であったり「ドラムをやっているがもっと上手くなりたい」というような人は少い傾向にあり、
完全な初心者からスタートにする女性が男性含む全体の半分くらいという傾向にあります。※体感値です。
大人になって初心者からドラムをはじめる女性の、ドラムをはじめるきっかけ
彼女たちに「なぜドラムをやろうと思ったのですか?」と聞くと、ほとんど皆さん同じ理由で「カッコ良いからやってみたい」「前からやってみたかった」という至極真っ当な理由が多いです。
「バンドをやることになってドラムを担当することになった」のようなきっかけは結構稀でした。
もし「初心者」や「女性」ということで遠慮しているなら完全に不要です。
上記のように、ドラムを習う人の多くの割合で20〜50代の普通の女性が多くおられます。
もし、ご自身のイメージで男がやるもの、大人になってからは遅いのではと思って、やりたいけどやらないという選択を取られているとすればそれは非常に勿体無いので、是非飛び込んでみましょう。
小柄な女性はドラムには不利なのか?腕力や体力はドラムにどれくらい重要か
ドラムには体力や腕力が一定レベル必要と思っている方も多いのですが、そんなことはなく天才少年 or 少女ドラマーとされる子供たちも腕力や体力に関しては、大人には遠く及ばずとも、ドラムは迫力満点で叩けます、このことから筋力はほとんど必要無く、つまり体格が華奢で小柄であっても全く問題無く、逆に非常にふくよかでも問題ありません。
体力面に自信がなくても大丈夫で、高齢になってもドラムはスポートと違い70〜80歳代でもバリバリの現役ドラマーは数多くおり
かのスティーブガッドやバーナードパーディはまさに70〜80歳代です。
楽器を運ぶ時やセッティングに関しては腕力があった方が良い(笑)
先述の通りドラムのプレイには体力や腕力は全然気にしなくて良いのですが、本格的に活動すると楽器を運んだりセッティングをする機会がありますが、そういう時は正直なところ男性であり力が強い方が有利だと思うことはありました。
こればかりは仕方がありませんね!
女性のドラム講師は多いのか?男性恐怖症の方におすすめ!
ドラムを習う女性が非常多いのは事実ですが、ドラム講師に女性が多いのかどうかというと、さすがに比率でいうと男性の方が多いです。
しかし、全然普通にいます。
管楽器やピアノなどは肺活量や手の大きさの観点から男性の方が有利という話は度々聞きますが、先述の通りドラムをプレイする場合には男女どころか老若男女全然関係ありません。
男性恐怖症の方におすすめ!
ドラムスクールというのは大半がマンツーマンであり、個人的にもグループレッスンより100%マンツーマンレッスンをおすすめします。
ただし、この場合講師と密室空間で2人になるわけです。
女性の中には過去の嫌な経験からこの状況に抵抗がある方もいるでしょう。
そんな時はスクール側に女性のドラム講師がいるかを事前に聞いてみましょう。
子供は何歳からドラムが習えるのか?年齢や身長制限などは?
お子様でドラムを習う子は昨今急激に増えております、親が子供にやらせたいというものもありますが、YouTube等の影響もありドラムを見るきっかけが多いらしくお子様自ら自発的にやりたいという子も非常に多いようです。
ただやはり、一般的なドラムセットというのは大きく大人向けに設計されており、ある程度の身長も必要になってきます。
ドラムは「何歳から」という制限は厳密にはありません
音楽に年齢は無いというのは当然のことですが、ドラムに関しては物理的な身長などの体格の問題があるので、そこの見極めが大事です。
おそらく一般的なドラムセットは130センチぐらいの身長はあったほうが良いでしょう。
今までの経験ですと小学4〜5年生の子でドラムを最も低く設定しました。
子供用のドラムを扱っているドラムスクールも存在します。
ドラムには子供を対象としているかは別として、異様にコンパクトなドラムも存在します。
ただし、小さなドラムは普通のミュージックスクールには基本的には常備していません。
よって事前にそういった小さなドラムを扱っているか否かを事前に問い合わせていただくことが大事です。
「良い設備があるドラムスクール」 or 「良い講師がいるドラムスクール」ならどっち?
ミュージックスクールやドラムスクールの設備というのは本当に機材が全然違い、とんでもなく良い設備投資をしているスクールもあれば、機材はコストの低いものやボロボロのところもあります。
ここで仮に「良い設備があるドラムスクール」 or 「良い講師がいるドラムスクール」という2択になった場合はどうするか。
答えは1億パーセント「良い講師がいるドラムスクール」です。
これは断言できます。
ドラムの機材は低品質でもほとんど問題なし
これは、かの村上ポンタ秀一やエド・シグペンなど、素晴らしいドラマーが次々に言ってますが、ドラムを良い演奏をするのにあたってドラムの品質というのはほとんど左右されません。
昔のジャズがアメリカで発症した時のドラムなど大概ボロボロな機材だったはずですが、素晴らしいサウンドです。
良いドラム講師の定義とは?
とても高圧的な講師でも、それがあなたにとってはとてもプラスであれば良いでしょう。
ゆるく習いたい方にとってはあまり高圧的にプレッシャーをかけられたら精神やモチベーションが持ちません。
つまりあなたが「良いな」「この人のレッスンを受けてみたいな」と思った講師が良い講師です。
こういった自分にあった講師に会えるかどうかは「運」なので出来るだけ体験レッスンをハシゴしてみましょう。
また、体験レッスンを申し込む際にコメントを入れておくのもありです。
・ゆるくスタートしたいので、優しい先生でお願いします。
・自分が50歳なので近い世代の先生だとやりやすいです。
・ジャズを中心にやりたいのでジャズに精通した先生でお願いします。
女性ドラマーで初心者から最速でステージでドラムを披露した話
難しそうなドラムですが、バンド等で演奏するまでにどのくらいの練習期間が必要なのか
これは本当に人によりますが、それは才能の差ではなく練習量やヤル気が大半をしめます。
2ヶ月…
私の生徒さんでゼロから初めて最速でステージで披露したのは2ヶ月です。
そのかたは女子高生で文化祭に向けて練習ということで、5月からゼロから初めて7月の文化祭ではすでに本番のステージを全うしてました。
学生さんの強みは「危機感」
学生さんでは若いので、若いから成長が早いというのももしかしたらあるかもしれませんが、残念ながら若くても一向に成長しない人がいるのも事実です。
もちろん本人のモチベーションもありますが、学生さんの大きなメリットは危機感という要因が成長を爆速化させていることもあります。
どういうことかというと文化祭などのイベントには軽音楽部や吹奏楽部や有志のバンドでドラムを披露する機会は度々ありますが
大人ならこれをできない場合拒否する権利がそこそこ強くなります、これは大人の判断という英断になることが多いのでこれはこれで良いのですが。
学生さんなら先生や顧問の理不尽な鶴の一声でやらざる得ない状況に立たされることが非常に多いようです。
この危機感こそが学生の成長の最大の強みだと昨今の学生さんの体験談を聞くと思います。
〜まとめ〜
女性ドラマーは非常に多いのは事実で、すでに上手い人も初心者から始める方も、ドラム講師の方も女性は多いです。
ドラムは楽器の中でも「老若男女関係無いランキング」があったとすればかなり上位に組み込まれるでしょう。
もし、古い印象やイメージでドラムは男性が普通と思ってマインドブロックをしている方は、是非そのマインドブロックを外し挑戦してみてはいかがでしょうか?
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